巻き肩の正体とは?|姿勢制御編

こんにちは!

南流山駅から徒歩2分「機能型」パーソナルジムYousfullの宮田です。

前回は巻き肩の根本的な原因について、肩甲骨のアライメント(位置)の問題を紹介させていただきました。

前回の記事はこちら🔻

今回は姿勢を無意識にコントロールする「姿勢制御」の観点から、巻き肩の原因とトレーニングの考え方ついてお話ししていきたいと思います。

巻き肩は「姿勢制御」ができていない?

姿勢制御とは、姿勢を無意識的に制御(コントロール)する機能を指します。

「姿勢(Posture)」にはさまざまな定義がありますが、一般的には人が目的とする動作に対して意識的に取る、静止した身体の形とされています。

この姿勢を保つ働きのことを、専門的には「姿勢制御(postural control)」と呼びます。

姿勢制御とは、無意識に実行される自動的な運動制御である。
※出典:『姿勢の脳・神経科学』

姿勢制御に関与する身体要素

姿勢制御は複数の身体要素によって構成されています。

今回はデスクワークで例えてみましょう

少し難しい説明となりましたが、デスクワークに必要な姿勢制御とは

椅子に座って、モニターを眺めてマウスやキーボードを操作することに対して、その姿勢を無意識に保つことが姿勢制御となります。

しかし、デスクワークなどで座った姿勢(環境)に対して、感覚系や運動系などの身体的の要素が不足すると、無意識にコントロールできずに、結果的に肩が前に出ている「巻き肩」になっている可能性があると考えられます。

デスクワーク中にも無意識に姿勢制御系が活動している

姿勢の根本改善ポイント

すなわち、姿勢制御とは、目的とする動作に対して無意識に姿勢をコントロールできることが理想になります。

例えば、写真や動画に映る自分の姿を見た時に、姿勢の乱れを自覚することはありませんか?

この時は撮影されていることに気がついていないため、無意識な姿勢が反映された状態とも言えます。

姿勢制御トレーニング

では具体的に姿勢制御機能を高めるトレーニングとはどういったものがあるのでしょうか?

その一つに、目的とする姿勢や運動に課題設定をしたトレーニングがポイントになります。

例えば

座った姿勢の巻き肩を改善するには、胸を張る・肩甲骨を寄せるといった動きにフォーカスするよりも、重りを頭上にキープして、姿勢をコントロールせざるを得ない状況を作り出します。

特に筋肉では“筋の長さや張力を検知するセンサー”の筋紡錘(きんぼうすい)やゴルジ腱器官というものが存在して、筋力を神経レベルで調整する役割を担っています。

つまり、目的とする課題(動作)に対して、身体に感じる”感覚”をもとに”動き”が調整され、日常生活レベルでもその姿勢が維持されることが、根本的に姿勢を改善することにつながります。

姿勢制御に関わる身体的要素を鍛えていく

エクササイズ紹介

Yousfullでは姿勢制御を改善するエクササイズは、ショルダープレスという種目を活用しています。

ショルダープレスでは、座位や立位などでコントロールできるギリギリの重さを、座位・立位・片足など難易度を変化させ、意識を重りのキープに向けることで「無意識的」な姿勢制御を鍛えることができます。

もちろん筋力トレーニングとしても、肩甲骨や脊柱を支える筋肉を鍛えることができるので、巻き肩の改善にも効果的なエクササイズの一つです。

まとめ

いかがだったでしょうか?

姿勢を根本から改善するためには姿勢制御へのアプローチを重要視しています。

運動不足などは日常での動きの引き出しを減らし、姿勢制御機能を知らず知らずのうちに低下させているかもしれません。

Yousfullでは、以下のステップで根本的な姿勢改善に取り組んでいます
  • カウンセリングによる生活習慣(姿勢・運動習慣など)の把握
  • 骨格や動きの癖、感覚、筋力、可動域、バランスのチェック
  • 体力に合わせたエクササイズの提案

一人ひとりに合わせたオーダーメイドプログラムをご提供しています。

姿勢を根本から改善したい方は体験トレーニングからお待ちしていますので、お気軽にお問合せください!

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