膝の曲がりにくさは”膝裏”にある?
こんにちは!
南流山駅から徒歩2分の機能型パーソナルジムのYousfullの宮田です。
今回は一般の方からアスリートまで多くの人を悩ませる”膝の曲がり”の問題について書いていきたいと思います。
膝の”曲がり”の問題
「正座ができない」
「しゃがむと不安や怖さがある」
「膝が硬くて曲げられない」
――そんな膝の「曲がり」に困った経験はありませんか?
このように膝は怪我や手術をきっかけに曲がりにくくなったり、年齢とともに違和感を覚えることが多々あります。
実はその原因、膝裏にあるかもしれません。

怪我の後に感じる膝の曲がりにくさ
膝が曲がりにくい原因
膝を曲げるには「膝裏の柔らかさ」が大切です。
膝は大腿骨、膝蓋骨、脛骨、腓骨といった骨によって骨組みがつくられ、関節包といった関節をつなぐ膜や、靭帯、半月板、筋肉などたくさんの組織によって補強されるように構成されます。
特に膝裏(専門用語で膝窩)はこれらの組織が入り混じる複雑な構造をしています。

膝裏の構造。多くの組織による複雑な構造
膝を曲げる際には、骨の動きに伴いこれらの組織が連動する必要があり、筋肉がその動きを誘導することが必要になります。
膝裏の硬さは”曲がり”を制限する
一方で、膝裏は膝の怪我などをキッカケに問題を起こしやすい側面もあります。
- 怪我や固定で長く動かさない
- リハビリが不十分なまま日常生活に戻る
こうしたことが重なると、膝裏の組織の柔軟性(伸長性・滑走性など)が損なわれ、本来スムーズに起こる骨の動きが制限されてしまいます。
また、もも裏の”ハムストリングス”という膝の曲がりに関わる筋肉の筋力が落ちてしまう恐れもあります。
その結果、最終的には膝の可動域が大きく制限されるキッカケになります。
その結果、「深く曲げるのが苦手」「正座がつらい」という状態につながっている可能性があります。

スムーズな膝の曲がりには”膝裏”のコンディションがポイント
膝裏のコンディショニングエクササイズ
では最後に実際にトレーニングで取り入れている、膝裏のコンディションを改善するエクササイズをご紹介していきます。
セルフチェック
まずは正座やスクワットなど苦手な動きをしてみて、膝の曲がりの違和感があるか確認してみましょう。
エクササイズ
エクササイズでは主にハムストリングスを中心に、膝裏の組織を伸ばしたり縮める刺激を活用してコンディションを調整していきます。
伸長感や収縮感を感じながら、痛みのない範囲で行うことがポイントです。
実際の動きの変化はこちら🔻
右膝の痛みと恐怖感でスクワットが出来ませんでしたが、トレーニングにより角度や痛みも改善してきました。
※あくまで日常生活に復帰している方を対象としていますので、膝の手術後早期(変形関節症・前十字靭帯損傷など)や、強い痛みがある場合にはおやめください。
これらのエクササイズをしてみて最初のセルフチェックで感覚や動かしやすさを確かめてみましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
このように膝が曲がりにくい原因は、意外と膝裏にあることが多いです。
今回のエクササイズはあくまでも、一例で人によって最適な対処方法は違います。
「正座が苦手」「屈伸がつらい」という方は、まずは自分の身体の状態を確認して安全なアプローチが最優先になります。
膝の曲がりを改善したい方はぜひ体験トレーニングからお待ちしています!
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