姿勢の乱れは”感覚の乱れ?”|後編 足首つかえてますか?

こんにちは!Yousfullの宮田です。

今回は「姿勢の乱れは感覚の乱れ?」シリーズの後編として、姿勢と“足首”の関係について掘り下げたいと思います。

▶︎前回のブログはこちら

姿勢の乱れは”足首”にある?

以前の投稿で、姿勢の根本的な乱れは「感覚」にあるとご紹介しました。

復習になりますが、人間が姿勢を保つことを「姿勢制御」と呼びます。

この姿勢制御は、神経系・感覚器・筋肉などの協調的な働きによって成り立つことを、前回のブログで解説しました。

この中でも地面との唯一の接点となる足首は、姿勢制御に非常に重要な役割を果たします。

足首を捻ったことがある人は要注意?

足首は「足関節」と呼ばれ、股関節と協調してバランスをコントロールする役割を持ちます。

しかし、足首の「捻挫」をすると、足関節のバランス機能は低下すると言われています。

  • 小さな段差で足を捻る
  • 立って靴下がはけない
  • ちょっとした衝撃で体がぐらつく

気になる立ち姿勢の原因は「足首」にある?

足首が使えないと姿勢が乱れる原因

では、なぜ足首のバランスと姿勢の乱れが関係するのでしょうか?

人は立っているとき、足首や足裏の筋力や感覚をもとに、「アンクルストラテジー」という戦略を使って姿勢をコントロールしています。

特に足首の捻挫は、可動域の制限だけでなく、関節や筋肉の感覚・神経伝達スピードの低下を引き起こすとされています。

そのため足首のリハビリを放置してしまうと、こうした後遺症の影響でアンクルストラテジーがうまく機能せず、結果として姿勢の乱れにつながってしまうことがあります。

例えば「反り腰」は、足首にうまく荷重をかけられなくなり、バランスを保つために骨盤が前傾(結果的に腰が反る)するケースがあります。

「反り腰の原因がわからない…」と思った方は、もしかしたら足首に原因が潜んでいるかもしれません。

捻挫の放置は姿勢の乱れにつながる

姿勢改善のためのチェック&エクササイズ

バランスチェック

まずは姿勢のチェックをしてみましょう。

  1. 片脚立ちになり、上半身が前後に傾くか確かめます。
  2. 横からの姿勢ライン(頭・肩・すね・土踏まず)が一直線か確認します。

このチェックで頭や肩が前後に大きく動いてしまう場合には、アンクルストラテジーがうまく機能していない可能性があります。

これらの原因は人それぞれですが、足首や足裏の感覚が鈍くなり、重心をうまくコントロールできていないケースが多く見受けられます。

足首エクササイズ

① 足ゆびにぎり
足裏の筋肉を活性化し、足首の運動の土台となるアーチを整えていきます。

② ふくらはぎストレッチ
アキレス腱とふくらはぎの筋肉をしっかり伸ばします。ふくらはぎの筋肉は「伸長反射」という姿勢制御機能に関わっているため、事前に緩めておくことが大切です。

③ カーフレイズ
片脚で壁に手をついて、踵を上下に持ち上げます。これは足首周囲の筋力強化に非常に効果的ですが、ややキツく感じる方も多い種目です。

これらを無理せず、各10回を1〜2セットを目安に行いましょう。

チェック→エクササイズ→再チェックの流れで、感覚や姿勢の安定感がどう変化するか確かめてみてください。

まとめ

今回は、足首が姿勢に与える影響について解説させていただきました。

姿勢の乱れの原因が、実は足首だった…というケースは実際に少なくありません。

Yousfullでは、姿勢の乱れの原因を
・身体感覚
・筋力
・可動域
など多角的な視点から分析し、最適なアプローチをご提案しています。

「なんとなく、足首が不安定かも…」と感じた方は、ぜひ一度ご相談ください!

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